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Exhibition Vol457 [古守宿一作]

2月28日 快晴

午後、小淵沢へ向かう。
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空気の冷たさが気持ち良い夜だ。


2月29日 快晴

朝5時半起床、車のエンジンを温める。車の中の飲み残しの御茶が凍っている。気温は氷点下のようだ。
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午前6時、撮影に出かけるが、空振り。集中力が出ない、長旅の疲れが抜けきれないよだ。今回の旅では多くの刺激を受たが、それをどのような形で表せば良いのか、頭の中は飽和状態。体もしんどいが、何か抜けきらない。寒さが身にしみる。
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もどると、今年初めての古守宿の朝食、心が暖まり溶ける。無理せず、ゆっくりと時間をかける・・・ そんな思いを味噌汁をすすりながら思った。

Exhibition Vol440 [古守宿一作]

日だまり


里山はすっかり冬支度。風が無ければ、冬の日はポカポカと暖かい。


朝食に白菜の漬け物がでた。冬の日で干した白菜はとても甘みがあり、旨味が凝縮している。宿の猫、ミーちゃんが日向ぼっこをしている。彼女は写真嫌いで、今まで撮影できなかったのだが。


あれ、ここまで接近しても微動だにしない、カシャ!


ご主人に聞くと、先週、猫雑誌の取材があり、かなり撮影されたらしい。どうやらカメラなれしたようだ。



ミーちゃんのテリトリーに突然


裏庭から宿の愛犬、ガーちゃんが引っ越して来た。高齢なので断熱材入りの犬小屋を作ったそうだが、何故か夜も外で寝ているらしい。冬の日だまりの中で心もポカポカとしてきた。


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Exhibition Vol437 [古守宿一作]

ごちそうの風景

12月3日 月曜日 晴れ

小淵沢、古守宿一作へ向かう、今回は冬へ向かう風景とジビエだ。


午後四時到着、甲斐駒ケ岳が雲の中から姿を現す。

12月4日 火曜日 晴れ
午前5時30分起床






12月5 水曜日 晴れ

午前5時30分起床



D3







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Exhibition Vol432 [古守宿一作]

10月30日火曜日 快晴

八ヶ岳高原大橋へ。

この橋を造った人々の肝っ玉と根性に感服。

↓午後から尾白川渓谷へ。
http://homepage2.nifty.com/whitesand/ojiragawa/index.htm
http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto_wdm/html/joy-h/67498530030.html

駒ヶ岳神社。何やら霊気を感じる場所だ。


夕方、甲斐駒を見上げる、この風景の中に人々の信仰が存在する事を改めて感じた。

10月31日水曜日 晴れ


里山の風景は秋色、次は12月に来ますね。


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Exhibition Vol428 [古守宿一作]

里山「旬の恵み」九月

ゆるやかな時


8月から、いろいろな所用や仕事に追われ、妻も私もほとんど休日が無く体を休める暇が無かった。月に2日だけ、心から寛げる場所へ向かった。

甲斐駒ケ岳が青く夜に溶けて行く。

そうか、十五夜ですね。


今回はキノコ三昧ですね。


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Exhibition Vol427 [古守宿一作]

里山「旬の恵み」八月

茄子


水茄子の糠漬、炊きたての熱々御飯。糠は元々、精米時の副産物、何とも言えず相性が良い。
この夏一番の出合いの味だ。

乳酸発酵で作り出された瑞々しい旨味は、紫色の薄い皮を通してそのスポンジ状の果肉に染み、歯をあてると、ぷつっと心地よく裂け、仄かな酸味と熟れた旨味が口の中に広がる。畑で食べごろになった茄子の皮は本当に薄く気にならない。焼き茄子では皮をむくが、古守宿では旬の茄子は茹で茄子で出て来る、茹でると味が抜けてしまうような気がするが、辛しを少し付けて刺身を食うように醤油でやる、これが思いのほか乙な味なのだ。

勿論だが、油、味噌とも相性が良い。ご主人得意の手打ち蕎麦を茄子南蛮で、自家製味噌と自家製かんずりで味噌炒め、そして王道の味噌汁、旬の茄子の美味さを思い知った。

オクラ

幼い頃の記憶の食卓には「オクラ」は存在しない、目の前に現れたのは何時頃からだろう。二十数年前、タバスコの仕事でケイジャン料理では定番と言われる「ガンボ」を知り、初めてオクラがアフリカの野菜と知った。ネバネバした感触を外国人も食べるのかと驚いたが、それだけを食べるのでは無く、スープにとろみを付け旨味をまとめるために使うようだ。

茹でてきざんだオクラをだし汁と混ぜる、ネバネバは出汁と上手く混ざり、きざんだオクラの表面にまとわり付く、熱々の御飯に乗せ掻き込む。

烏骨鶏


古守宿での楽しみが、玉子かけ御飯なのだが、産みたてでなければ出してくれない、今年の夏の暑さでどうも鳥達の体調が悪いようだ。

一日目は産んでくれたのだが、二日目はニラ玉になった。これはこれでとても美味い!少し若い朝取り立てのニラの香りはやわらかく、玉子の風味を殺さない上品な仕上がりだ。

トマト


古守宿一作、夏の名物、自家製トマトジュース。去年初めて戴いて、その美味さにハマってしまった。しかし夏の前半はトマトに旨味が乗らず、なかなか良いトマトジュースができなかったそうだ、やっと良い感じのが出来ましたと女将さん。

トマトのバジル和え、トマトの辛み大根和え、去年に無かった献立だ。畑の限られた食材を、ご主人がどのように工夫して出してくるか毎回楽しみしている。

トウモロコシ


畑に植える野菜も、いろいろ工夫してるとの事、なるべく多くの種類を育てるようにしているそうだが、まずはご主人が試食してからお客様に出す。この日も山梨県古来の種類のトウモロコシを収穫、皮をむいて見せてくれた。現在のトウモロコシと違い、何だか実の並びの間隔が広いですね。ん〜、試食して出しますねとご主人。かき揚げで出てきた、歯応えが有り、現在のトウモロコシのようなぷちぷち感は無い、甘味も少ないのだが、何となく懐かしいような、何処か郷愁を感じるような、ん〜と思っていると。ご主人曰く、あまり美味しくは無いけどね、揚げると旨味が少し出たよ。厨房でいろいろ試されたようだ。一口、一調理法で決めるのでは無く、いろいろ試す事、物作りには大切ですね。

モロヘイヤ


モロヘイヤも最近ポピュラーになった野菜だ。やはりオクラと同じで、エジプトやアフリカではスープに入れてとろみを出して食するようだ。で、ご主人どうするかと言うと。

モロヘイヤのトロミを使い、山梨名物「おざんざ」うどんを打ってくれた。綺麗な緑色、食感はムチムチとしっかりとした歯応え、さっぱりとした汁で、ささっとやる。この時期、山菜もキノコも無いから献立が大変なんだよとご主人。畑に聞きながら、限られた食材を最大限に生かし工夫する、今回も頭がさがった。九月後半はキノコ料理ですね、天候次第だね。


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Exhibition Vol422 [古守宿一作]

初秋、稔りを向かえて。

今年の畑は何処も大変なようだ、雨が少なく、猛暑。自然のサイクルが何処か狂って動き出している事は確かだ。


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Exhibition Vol418 [古守宿一作]

6月26日火曜日 午後9時30分 小守宿一作


宿の下の小川に螢を見に行く、去年より飛遊する個体が多い感じだ。

野菜三昧の快楽!

初日の夕食に出た、トウモロコシの髭の天婦羅、仄かな甘味と香ばしさ、初めての感覚だ。

薩摩芋のフライドポテト、ベビーコーンの天婦羅、ビールが進むメニューだ、因みに、トウモロコシの髭一本に一つの実が繋がっているとの事、初めて知った。

朝取りズッキーニの雄花は、揚げて煮浸しで出て来た。美味い!

留めはご主人の手打ちそば、今回は少し太めの田舎、辛大根の汁に自家製味噌を溶かしながらたぐる。参った!

6月27日水曜日 晴れ 午前9時30分

ご主人にキャベツとズッキーニを、お土産にいただいた、それにしても大きいズッキーニだ。

夕食は、トマトとズッキーニのファルシー、キャベツのペペロンチーノ。

帰り道、中央高速を甲府で降り、木で熟した桃を仕入れる。

プレーンなヨーグルトと生クリーム少々、塩で味を整えミキサーへ、桃のスープ。私の大好物!

7月9日月曜日、曇りのち雨。

妻も私も、目の前の仕事で精一杯、美味しい野菜、良い水、良い空気、優しい時間を過ごしに小守宿へ。

先月から、甲斐駒の顔は見えない。


梅雨の風景は東京では鬱陶しいが、此処だと清々しい風景に見える。

外は雨、私のクラスのホームペジを立ち上げた。

まだ、技術的に未熟な学生達だが、写真に対しての思いは凄い!私自身が忘れていた世界を改めて感じさせてくれた。是非、御一見いただければ幸いです。
http://www016.upp.so-net.ne.jp/E-Onodera/photo/


天候不順で畑も何やら大変らしいが、此処へ来ると体調が回復する。冷やし胡瓜にトウモロコシ、夏の風景。

ひらひらの薄い平打ち麺、胡桃のタレですする、食感がたまらない!


今月はご主人から、正しい薪割り道を学ぼうと思う。


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Exhibition Vol418 [古守宿一作]

6月25日 月曜日 晴れのち曇り 

先月は、グループ展と結婚記念日の旅行がダブルブッキング、大変な目にあった。今回は数冊の本とハッセルだけをカバンに入れ、トリップするように、小淵沢、古守宿一作へ向かう。

午後4時到着。

6月26日 火曜日 曇りのち晴れ


夢にまで見た、古守宿の朝飯。あ〜っ、幸せ。


午前10時、北斗市オオムラサキセンターへ、去年は羽化の瞬間も羽を広げた瞬間も、雨で見る事が出来なかった。今回は妻も私も根性入れて観察する事にした。

http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/~oomurasaki/


羽化しましたよ!飼育員の方の声、妻はサナギから出て来た蝶の姿を、羽が脹らむまで一時間近く観察していた。


私は紫陽花の葉の下で羽化した個体を発見、羽が広がるのを待った。

発見から2時間弱、開いた!鱗粉の色が完璧なオオムラサキ。

午後3時
妻は宿で、読書&風呂。私は風景を求め撮影散歩。


夜はホタルの観察、去年より個体が多く感じた。「ゆるやか」な時間に、妻も私もドップリとつかり、久しぶりに幸せな時間を過ごした。

6月27日 水曜日 曇り

午前5時半起床、八ヶ岳大橋へ向かうが。

霧が強く、撮影を断念。午前10時、帰路へ着く。


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