Exhibition Vol508 [Paris]
HDR
HDR(high dynamic range)ハイダイナミックレンジ、基本的には数枚の濃度域の異なるデータを重ね合わせ、ワンショットでは不可能な濃度域を表現する方法なのだが、三脚を使わず、オートブランケット設定で手持ち撮影すると、微妙にズレが生じ、それが良い効果で現れる事がある。そのズレとは物理的な事だけではなく、撮影者が瞬間に思い描いた画とのズレも有るように思う。
この写真はsigmaDP1で撮影したのだが、このカメラを買った事でHDRを多様する事になった。コンデジにAPS-Cサイズの素子、ローパスフィルター無し、理想的なカメラと思っていた。しかし、実際には撮影画像の取り込みに時間がかかり、画像を確認してから露出補正をしていると瞬間を逃してしまう、ま、シャッターラグも有り瞬間を捕らえるカメラではないのだが、オートブランケットで露出補正をする事で何とか使えるようになった。
当然だがハードディスクに溜め込んだ三分の二は、適正露出からはずれた、オーバー(シャドーのデータ)、アンダー(ハイライトのデータ)のデータだ。これは私の個人的考えだが、「副産物的視点の発見」「幸せなハズレ」アナログでもデジタルでも、その辺にお宝がころがっているような気がする。ただ、それに気ずく事が出来るかが問題なのだが、個展に向けて、しばらくは手を付けていなかった二年分のデジタルデータとフィルム整理の日々を続けようと思う。
EKOTA LABOのホームページがスタートしました。御一見願えれば幸いです。
↓ http://www016.upp.so-net.ne.jp/E-Onodera/photo/
HDR(high dynamic range)ハイダイナミックレンジ、基本的には数枚の濃度域の異なるデータを重ね合わせ、ワンショットでは不可能な濃度域を表現する方法なのだが、三脚を使わず、オートブランケット設定で手持ち撮影すると、微妙にズレが生じ、それが良い効果で現れる事がある。そのズレとは物理的な事だけではなく、撮影者が瞬間に思い描いた画とのズレも有るように思う。
この写真はsigmaDP1で撮影したのだが、このカメラを買った事でHDRを多様する事になった。コンデジにAPS-Cサイズの素子、ローパスフィルター無し、理想的なカメラと思っていた。しかし、実際には撮影画像の取り込みに時間がかかり、画像を確認してから露出補正をしていると瞬間を逃してしまう、ま、シャッターラグも有り瞬間を捕らえるカメラではないのだが、オートブランケットで露出補正をする事で何とか使えるようになった。
当然だがハードディスクに溜め込んだ三分の二は、適正露出からはずれた、オーバー(シャドーのデータ)、アンダー(ハイライトのデータ)のデータだ。これは私の個人的考えだが、「副産物的視点の発見」「幸せなハズレ」アナログでもデジタルでも、その辺にお宝がころがっているような気がする。ただ、それに気ずく事が出来るかが問題なのだが、個展に向けて、しばらくは手を付けていなかった二年分のデジタルデータとフィルム整理の日々を続けようと思う。
EKOTA LABOのホームページがスタートしました。御一見願えれば幸いです。
↓ http://www016.upp.so-net.ne.jp/E-Onodera/photo/
Exhibition Vol503 [Paris]
SIGMA DP1 Photoshop HDR処理 Dxo CEP処理
SIGAM DP1 Dxo CEP処理
Nikon D3 Dxo CEP処理
Nikon D3 Dxo CEP処理
Exhibition Vol501 [Paris]
Paris
「人工楽園」
パリ市立公園の温室、隣が自然史博物館だ。残念ながら現在は修復中のようで、温室内は公開されていない。ジャン=カミーユ・フォルミジェの設計、世紀末に花開いたアールヌーボー建築だ。石の都に鉄とガラスの建物が出現し、この都市の風景が変わった。パリ万博で建築されたエッフェル塔は鉄のスキャンダルと言われ、その存在が醜悪であると言われたが、その技術がガラスと結合して駅、市場、図書館、百貨店、パサージュに応用され、都市空間に解合った。(2008年撮影)
Nikon D3 24-70
オートゥイユ温室公園。地下鉄ポルト・オートゥイユからブローニュの森方向へ小さな公園を通り抜けると宝石箱のように美しい温室ドームが見えて来る、やはりフォルミジェの設計だそうだ。温室好きの私にとってこれが基本、しばらく立ち尽くし、目に焼き付ける。隣りは全仏オープンテニスで有名なローランギャロスだ。
塗装された鉄のフレームが少し色あせて良い味が出ている、美しい曲線の屋根にも心が踊る。
鱗状のスリガラスを屋根を葺くように重ね合わせている。立てに走ったフレームが基本なのだろうが当時の技術の確かさを感じる。
メインドームの中心にはパームツリー、温室の基本だ。この空間に身を置いた瞬間、心地良い空気感に包まれる。
大きく立てに長いガラスはとても貴重に感じる、割れも確認するが、現状を維持するために多くの努力を惜しんでいないのだと考える。
ガラスの形状から、美しいメトロの駅舎を思い出す。
Nikon D3x 24-70
バルベス-ロッシュアール駅(1999年撮影)
同じガラスの形状、質感だ。光を受けた表目の輝き方、パリには同じような構造物が多いので、何処かで作っているのだろう。維持し景観を変えない為の努力を感じる。
入場は無料、そして特別な祝祭日以外無休。
1989年にルーブルに出現したガラスのピラミッド、当時は賛否両論あったようだが、現在は世界から観光客を集めている。
2007年にシャンゼリゼ通りに出現したシトロエンのショールームC42。景観保護に厳しい規制が掛かるパリなのだが、この光景を目の当たりにすると、パリと言う都市の懐の広さを改めて感じた。しかし、パリ市の計画では2012年頃から、200mを越える高層ビルが相次いで完成するらしい。
「人工楽園」
パリ市立公園の温室、隣が自然史博物館だ。残念ながら現在は修復中のようで、温室内は公開されていない。ジャン=カミーユ・フォルミジェの設計、世紀末に花開いたアールヌーボー建築だ。石の都に鉄とガラスの建物が出現し、この都市の風景が変わった。パリ万博で建築されたエッフェル塔は鉄のスキャンダルと言われ、その存在が醜悪であると言われたが、その技術がガラスと結合して駅、市場、図書館、百貨店、パサージュに応用され、都市空間に解合った。(2008年撮影)
Nikon D3 24-70
オートゥイユ温室公園。地下鉄ポルト・オートゥイユからブローニュの森方向へ小さな公園を通り抜けると宝石箱のように美しい温室ドームが見えて来る、やはりフォルミジェの設計だそうだ。温室好きの私にとってこれが基本、しばらく立ち尽くし、目に焼き付ける。隣りは全仏オープンテニスで有名なローランギャロスだ。
塗装された鉄のフレームが少し色あせて良い味が出ている、美しい曲線の屋根にも心が踊る。
鱗状のスリガラスを屋根を葺くように重ね合わせている。立てに走ったフレームが基本なのだろうが当時の技術の確かさを感じる。
メインドームの中心にはパームツリー、温室の基本だ。この空間に身を置いた瞬間、心地良い空気感に包まれる。
大きく立てに長いガラスはとても貴重に感じる、割れも確認するが、現状を維持するために多くの努力を惜しんでいないのだと考える。
ガラスの形状から、美しいメトロの駅舎を思い出す。
Nikon D3x 24-70
バルベス-ロッシュアール駅(1999年撮影)
同じガラスの形状、質感だ。光を受けた表目の輝き方、パリには同じような構造物が多いので、何処かで作っているのだろう。維持し景観を変えない為の努力を感じる。
入場は無料、そして特別な祝祭日以外無休。
1989年にルーブルに出現したガラスのピラミッド、当時は賛否両論あったようだが、現在は世界から観光客を集めている。
2007年にシャンゼリゼ通りに出現したシトロエンのショールームC42。景観保護に厳しい規制が掛かるパリなのだが、この光景を目の当たりにすると、パリと言う都市の懐の広さを改めて感じた。しかし、パリ市の計画では2012年頃から、200mを越える高層ビルが相次いで完成するらしい。
Exhibition Vol495 [Paris]
Exhibition Vol494 [Paris]
Paris
SIGMA DP1 Photoshop CS3 HDR+Color Efex Pro
SIGMA DP1 Photoshop CS3 HDR+Color Efex Pro
Exhibition Vol493 [Paris]
Paris
NikonD3x Planar 80mm 24-70mm
NikonD3x Planar 80mm 24-70mm
Exhibition Vol492 [Paris]
Paris
D3x Planar 80mm Sigma DP 1
D3x Planar 80mm Sigma DP 1
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