Exhibition Vol510 [inkAID]
inkAID
テクスチャの快楽と迷路
Nikon D1x Planar 80mm アオリぼかし。
Lyson Standard Fine Art Paper+Small Gamut Ink
EPSON PM-3500 改
2003年の個展「Air」からデジタルプリントへ切り替えた。Lyson Fine Art Paperと多諧調モノクロ用カラーインク Small Gamut の組み合わせは、私の作品のイメージを大きく増幅してくれた。
ただ当時このインクの情報が少なく、勧めてくれた銀一カメラの担当者に聞くとPM-3500でないと高精細なプリンは出来ないとの事、しかし機種は生産中止、秋葉、新宿の中古ショップに問い合わせ、やっと見つけたのだが、A3ノビ、一枚刷り出すのに30分、アートペーパーは表面に付いた紙粉のためローラーがスリップ、セットするのにやはり30分は格闘する。ロールペーパーでパノラマもふくめ、全作品50点を刷り出すのに結局3週間かかった。後から聞いたのだが、本国では多く機種に対応していたようだが、日本国内ではパテントの問題が有ったようだ。実際に、インクカートリッジチップの情報を消さないと作動しなかった。
Sinar P 4X5 Fujinon 350mm Velvia Digital Scan Data
Photshop 加工画像
支持体、塩化ビニールフィルム、
Liquitex Acrylic GESSO+inkAID White Matte Precoat
EPSON PX5800 出力
撮影技術だけでなく、作品として完成させるには最後にどのようなプリントを仕上げるか、計画的に認識し、作業を進める事が大事に思う。今年の春に個展を開催しようと去年から作品制作を続けていたのだが、プリント方法を構築するのに結局一年以上もかかり断念した。去年、和紙や画材用紙をテストしていて、タナーのサイトでこれだ!と思うコート材を見つけた。
inkAID、インクジェトプリント用コート材、支持体の素材、表面状況に応じて、3種類用意され、その参考書「Digital Art Studio」を開くと、今までの問題が全て解決するかのように思えた。しかし、それは迷路の入り口、英語なので、どうしても理解出来ない事が山積した。例えば指示体の品名は出ているのだが、その素材は何なのか、コート材の料や薄め方、面積比、厚さ、結局一年かけて、入り口に立った感じだ。年内には無理だが来年早々に審査に出し、個展を開きたいと考えている。
表面は仕上げにグロスメディュムで塗装、テンペラ画のように仕上げる。
残念ながら日本国内では販売されていない。メーカーのパテントや販売方針で不利益な冒険はのぞめないだろうが、海外の独創性のあるインクや用紙、プリンター改造システムは、デジタル表現の幅を間違えなく広げている。出来れば、若い才能達に触れさせ、伸ばせる環境が欲しい。
Pinhole Camera Zero 4X5 Polaroid 55 Digital Scan Data
支持体、塩化ビニールフィルム、
Liquitex Acrylic GESSO+inkAID White Matte Precoat
EPSON PX5800 出力
EKOTA LABOのホームページがスタートしました。御一見願えれば幸いです。
↓ http://www016.upp.so-net.ne.jp/E-Onodera/photo/
テクスチャの快楽と迷路
Nikon D1x Planar 80mm アオリぼかし。
Lyson Standard Fine Art Paper+Small Gamut Ink
EPSON PM-3500 改
2003年の個展「Air」からデジタルプリントへ切り替えた。Lyson Fine Art Paperと多諧調モノクロ用カラーインク Small Gamut の組み合わせは、私の作品のイメージを大きく増幅してくれた。
ただ当時このインクの情報が少なく、勧めてくれた銀一カメラの担当者に聞くとPM-3500でないと高精細なプリンは出来ないとの事、しかし機種は生産中止、秋葉、新宿の中古ショップに問い合わせ、やっと見つけたのだが、A3ノビ、一枚刷り出すのに30分、アートペーパーは表面に付いた紙粉のためローラーがスリップ、セットするのにやはり30分は格闘する。ロールペーパーでパノラマもふくめ、全作品50点を刷り出すのに結局3週間かかった。後から聞いたのだが、本国では多く機種に対応していたようだが、日本国内ではパテントの問題が有ったようだ。実際に、インクカートリッジチップの情報を消さないと作動しなかった。
Sinar P 4X5 Fujinon 350mm Velvia Digital Scan Data
Photshop 加工画像
支持体、塩化ビニールフィルム、
Liquitex Acrylic GESSO+inkAID White Matte Precoat
EPSON PX5800 出力
撮影技術だけでなく、作品として完成させるには最後にどのようなプリントを仕上げるか、計画的に認識し、作業を進める事が大事に思う。今年の春に個展を開催しようと去年から作品制作を続けていたのだが、プリント方法を構築するのに結局一年以上もかかり断念した。去年、和紙や画材用紙をテストしていて、タナーのサイトでこれだ!と思うコート材を見つけた。
inkAID、インクジェトプリント用コート材、支持体の素材、表面状況に応じて、3種類用意され、その参考書「Digital Art Studio」を開くと、今までの問題が全て解決するかのように思えた。しかし、それは迷路の入り口、英語なので、どうしても理解出来ない事が山積した。例えば指示体の品名は出ているのだが、その素材は何なのか、コート材の料や薄め方、面積比、厚さ、結局一年かけて、入り口に立った感じだ。年内には無理だが来年早々に審査に出し、個展を開きたいと考えている。
Digital Art Studio: Techniques for Combining Inkjet Printing with Traditional Art Materials
- 作者: Bonny Lhotka
- 出版社/メーカー: Watson-Guptill
- 発売日: 2004/08/01
- メディア: ペーパーバック
表面は仕上げにグロスメディュムで塗装、テンペラ画のように仕上げる。
残念ながら日本国内では販売されていない。メーカーのパテントや販売方針で不利益な冒険はのぞめないだろうが、海外の独創性のあるインクや用紙、プリンター改造システムは、デジタル表現の幅を間違えなく広げている。出来れば、若い才能達に触れさせ、伸ばせる環境が欲しい。
Pinhole Camera Zero 4X5 Polaroid 55 Digital Scan Data
支持体、塩化ビニールフィルム、
Liquitex Acrylic GESSO+inkAID White Matte Precoat
EPSON PX5800 出力
EKOTA LABOのホームページがスタートしました。御一見願えれば幸いです。
↓ http://www016.upp.so-net.ne.jp/E-Onodera/photo/
この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。
自分には未だわからない世界です。
そんなに苦労されたものをいただいちゃってありがとうございます。
Airのシリーズは額装して自宅に飾ってありますわ。
by ばくはつごろう (2009-09-20 11:39)
最近仕事のこともあって、印刷というものに興味を持ち始めているのですが、
今のところ全くちんぷんかんぷんな状況です。やはり思い通りの完成品を得るには、
相当量の情報収集や試行錯誤が必要なんですね。僕も頑張って勉強してみます。
by monk (2009-09-30 09:41)