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Exhibition Vol511 [inkAID]

inkAID

テクスチャの快楽と迷路

手漉き和紙

wasi1.jpg
Super Angulon 65mm Kodak T400CN Digital Scan Data
gallery cosmos 発注手漉き和紙、A4

一昨年にギャラリーコスモスで作っていただいた、インクジェット用手漉き和紙、一枚一枚手作りなので、当時A4一枚が千円以上、大量に発注すれば安くなるのだが、取りあえずテストで10枚注文した。表面の質感はとても良い、手漉きだから同じ物は一枚と無い、エッジ部分の漉きむらと凸凹が手漉き和紙の証明、味が有る。


wasi2.jpg
二、三枚印刷して気がついたのは、エッジ部分まで印刷出来れば、手漉き和紙の雰囲気が出るのだが・・・、この白い部分を無くしたい、ただそれだけの事に試行錯誤、残りの紙は全滅。


AIJP

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Nikon D3 PlanarT*1.4/50 ZF Photoshop
Awagami Factory びざんA3、 EPSON PX5800 出力 グロスメデュム

アワガミファクトリーの厚手のインクジェット用手漉き和紙。2007年お台場で開催されたashes and snowグレゴリー・コルベール展の2.4mX5.1mの大型プリント用紙はすべて、このファクトリーが漉いたそうだ。その技術が生かされ話題となった。
↓AIJP
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=czeOMzji5Y0&feature=related

004.jpg
和紙のサイズよりひとまわり大きな支持体に貼付け、印刷、その後、指示体から剥がすのだが、和紙の厚さが問題。薄い和紙は厚めの指示体に貼付ければ良いのだが、厚い物は四隅にメンディングテープで余分なスペースを作り印刷する。印刷後テープを剥がすのだが、表面が剥げたり、破れたり、最終的には手か加減を覚える必要がある。


inkAIDの資料の中に、ヒントが転がっている。テキスト通りに進めても手加減、さじ加減を覚えなければ思い通りにいかない事は理解しているのだが、楽しいアクシデントをまだまだ経験しそうだ。
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ばくはつごろう

制作に苦労して集中できるのは幸せですね。
自分の仕事だとこういう時間の持ち方は出来ないので、
ちょっとうらやましく感じます。
by ばくはつごろう (2009-09-21 15:14) 

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