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Exhibition Vol426 [Pinhole]

叉焼麺


サザエさん通りの鶏専門店「鳥正」で丸鶏の頭付きを購入。ご主人が、出汁の取り方を細かく教えてくれた。お〜っ!旦那が料理かい、良いね!おまけに鶏ガラを5羽入れとくから、どうしよう。

そんな訳で、スープ作り。水からゆっくりと煮るんだよ、灰汁も丁寧に取る事、そしてグツグツ煮立てない事、香味野菜を入れ、ピンホール撮影をしながら料理を始める。

豚の三枚肉をぶつ切り、酒と鶏出汁を加え、蒸し器で二時間、脂を抜いて、トロトロの角煮を作る。

セロリ、タマネギ、人参、ジャガイモ、をさいの目に切り、鶏出汁で煮込む。最後にミキサーでポタージュスープのようにする。

味付けはシンプルにカレー粉と岩塩、アジョワンシード、胡椒で整え、アクセントはハラペーニョ、仄かに青臭い刺激的辛さが良い。

最後に角煮を加え少し煮込む。野菜の甘味、スープの旨味、脂抜きした豚肉のプニュプニュした舌触りの優しくさっぱりとしたカレーが出来た。思えば、前日、妻が明日帰りが遅いからカレーでも作っておいての「でも」の一言にムカつき、カレーと言うのは、そんな簡単な食べ物では無い事を証明しようと思ったのが間違えだった。妻は5分で食べ終わり、アイスクリーム食べなが、韓国ビデオを見ている。ここまでにどれだけ時間と思いがこの一皿に込められているのか・・・無駄だった。

翌日、鰹、あご、昆布で出汁をとり、煮込んだ鶏ガラスープ、のダブル出汁を作る。

そして豚ロース肉ともも肉の2種類の叉焼を作る。今回目指したのは、噛み答えのある煮豚、本来の叉焼はオーブンで焼くのだが、醤油ダレを作る目的も有るので、軽くフライパンで焦げ目付け、酒と醤油で軽く煮込み、余熱で火を通す。

麺を茹で、スープをはる。

具はシンプルに叉焼だけ、良い感じだ。

すると妻は、半熟玉子トッピングでお願い!はい!

叉焼麺をつまみにワインをやる、けっこういける。しかし、スープを濁らせしまった、シンプルだけど、本当に難しい料理だ。

目指すは桜新町「八丁軒」の叉焼麺。ま、無理ですけどね。シンプルだけど力強い、シンプルだからこそ誤摩化しが効かない、時間をかけて、丁寧に物を作る事の大事さを改めて思いしった。


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HummingBird

凄い情熱。そして腹減りました~。
by HummingBird (2007-09-19 19:11) 

まっきー★

素晴らしい・・・の次におなかすいた・・・というのが心のそこからの感想です。(笑)
by まっきー★ (2007-09-19 20:23) 

〆はラーメンで来る予感がしていました!
by (2007-09-19 20:26) 

mine

次は、麺が手打ちになるんでしょうか?
by mine (2007-09-19 20:28) 

きりきりととと

作品なんて、作者以外にとってはそんなもんです......or2
そんなもんさー、あー。。。。。。
by きりきりととと (2007-09-20 00:27) 

masugi

何事も信念を持って全力投球☆
素晴らしいです。最近、こんなに
気合入れて料理したこと無いです…。
by masugi (2007-09-20 11:03) 

奥様とのやり取りが絶妙な気がします。
by (2007-09-21 00:04) 

gaucho

香ばしい醤油の匂いが鼻先をかすめました。
by gaucho (2007-09-28 11:15) 

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