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Exhibition Vol445 [磯八]

至福の時

12月23日 日曜日 晴れのち曇り


今年の富山湾は例年と少し違うようだ。毎年此処へ来る理由の一つが氷見で揚がる天然の寒鰤なのだが。

東京を発つ前から寒鰤の水揚げを確認していた、水揚げを見て愕然。ここ数日0!
あ〜っ、今年は寒鰤の顔が拝めないかも。
↓氷見情報
http://www.asahi.com/life/update/1215/TKY200712150212.html
http://www.city.himi.toyama.jp/index.html


昨日は、ベンさんのイタリアンで至福の時を過ごした。二日目は正当で質実剛健な日本料理、本物の能登の冬を味わいに氷見へやって来た。

此処は氷見の「磯八」さん。氷見で揚がった魚を、とても大切にする店だ。

http://www6.ocn.ne.jp/~isohachi/

あ!鰤!ご主人、ありがとう。三日前に揚がった、貴重な一匹、10キロ以上でないと本物の鰤とは言わないよ、と、訪れる度に言われる。

これは「能登娘」と言う大根だそうだ。何やらポリフェノールがとても豊らしい。

http://slowlife-kanazawa.jp/slowfood/sangaku3.html


レモンをかけると、鮮やかなワインレッドに変化。

脂の乗った腹身に、山葵を少々、そして能登娘を少々。もちろん山葵だけでも十分なのだが、食べ終わる瞬間、口の中に、程よい酸味と上品な大根の香りが広がり、完璧な鰤の脂の甘味をより増幅してくれる。

蟹みその茶碗蒸し、濃厚な蟹みそと卵と出汁、シンプルだけど最高の出逢いの味だ。そして、槍烏賊の暖かい素麺仕立て、技の極みだ。

マンボウの百尋(腸)コリコリと歯触り最高!そして、この季節かかせない鰤大根、日本を代表するなれ鮨だ。

鰤大根。鰤料理の定番なのだが、ここのは珍しい薄味の味噌仕立て、鰤の旨味をすべてすい尽くした大根の味は、新鮮な臭みの欠片も無い鰤の旨味を120%引き出した絶品の名物だ。

止めは、鰤かま焼き!満足!

ありがとうございました。出張中のもう一人の看板娘さんに宜しく!
本当に今年最後の良い旅になりました。ありがとう!


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Exhibition Vol310 [磯八]

Day by dayから。

12月10日 日曜日  曇り。

「キトキトのブリ」


ここは、富山県氷見にある料理屋さん「磯八」。4、5年前、初めて訪れ、ご主人の素材を見抜く力と腕前に、私も妻も惚れ込んでしまった。以後、年に2、3回、訪れるようになったが、今年は機会に恵まれず、やっとスケジュールを合わせ、うかがった。


まずは、王道。ブリの腹身、上品な油が口の中でサラっと消える。妻を見ると言葉を失っている。


ぶり大根。珍しい味噌味。味付けは薄味だが、ぶり本来の味と風味を味わう事が出来る。本当に新鮮な「あら」だからこそ出来るのどだろう、臭みの欠片もない。ご主人の顔を見てただ唸るだけだ。

ぶりしゃぶ。少し口が脂っこくなった所で登場。丁寧に引いた出汁に水菜としめじ、粋な鍋は、具はシンプルな方が良い。本当に丁寧な仕事に頭が下がる。

ぶりの南蛮漬け。中身がレアーで、表面をさっと炙った身をタレに漬けてある、柑橘系の酸味と酢のバランス、ぶりの風味を壊さないように味付けされている。口の中で溶ける。北陸地方の、この時期の伝統食「かぶら寿司」。麹の甘味とかぶ、ぶりのバランスが見事、先人の知恵に感謝した。

これ、食べてみて、と、出されたのが、蟹味噌の茶碗蒸し。熱々を口に頬張ると、濃厚な蟹味噌の風味が口いっぱいに広り、ふわふわと滑らかな感触が喉元で消える。また妻と顔を見合わせお互いに頷いた。

Caplio R4

Day by day から。

12月11日 月曜日  曇りのち晴れ。

「再会」


早朝、低くたれ込めた、雲の下に立山連峰が見える。


海岸線の道路で穴水へ向かう。天候が回復し、気持ち良い旅になった。


撮影も順調に進んだ。夕方、穴水へ、少し雲行きが怪しくなったが、天候の変化が激しい方が、風景は面白い。


能登町に在る。民宿「ふらっと」。ここのご主人の料理と天使のような子供達に会うのが目的。


いつもの部屋。窓の外は海。これから食事の後、子供達と写真遊びだ。少し早いクリスマスプレゼントに歓声をあげながら走り回っている声が聞こえる。^^


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