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Exhibition Vol434 [南へ。]

そうめんチャンプル

宮古島での撮影も無事終了し、昨夜伺った宮古島ぽうちゃ料理の店「たつや」へ行くため昨日からお世話になっているタクシーの運転手さんに連絡を入れた。あ〜っ・・おのでらさんね、あ〜今日はね、もう飲んでいるから、家へいらっしゃい!え・・・? しかし昨日お会いしたばかりで見ず知らずの私がお宅へ行くのは、いいのいいのよ今タクシーが行くからね・・・あ!さっきまでお世話になったドライバーの砂川さんがホテルまでやって来た、私が伺って良いんですかね?いいのいいのこの島では問題ないよ〜。

てな訳で昨日お世話になったドライバーの与那白さんのお家へ。もうだいぶ飲まれているようで、いらっしゃいいらっらしゃい!さ〜飲もうね!え!でも今日は突然ですし・・・ さ〜「おとうり」ね!え・・・?

奥様に作っていただいた素麺チャンプル。ん〜美味い!シンプルな塩味のようだが魚系の深い風味が口の中に広がる、なんだろう?この親近感ある味付けは、どこかで口にした事が・・・
さ〜おとうりね!おとうり?「おとうり」とは宮古島の酒の飲み方のようで、注がれたら一気に飲み、次ぎの人へまわし、また次へとエンドレスで飲み続ける事のようだ・・・。やばい!砂川さんは運転があるので飲めないとすると、私と与那白さんが交互に飲む事になる。

砂川さんを見るとお茶を飲んでいる。す、すいません、今日は「おとうり」は・・・次回プライベートに来た時に連絡を入れると言う事で・・・お世話になりました!

スーチキ


やっと「たつや」へ到着、まずは泡盛と鰹、そして沖縄野菜の酢の物。

宮古牛の刺身、臭みも無く肉の甘みがジンワリと伝わって来る、レバー刺は少し独特の風味だが泡盛と一緒やると地味豊かな感じでしみじみ美味い。

島豆腐、昨日はすりつぶして揚げ出汁ガンモでいただいたが今日はシンプルに揚げたて熱々をハフーしながらやる。ムッチリ確りとした豆腐なのだが大豆の旨味が凝縮している。

スーチキ?皮付き豚の三枚肉を塩漬し何度か茹でてあくと脂肪を取り除いた物だが、クミクミと噛むにつれ、旨味が確りと出てくる、昔の保存食だそうだ。そして最強の保存食であり旨味の凝縮物体「とうふょう」で止め、宮古料理に本当に満足しました。ありがとう!

宮古島で有名な世田谷?


最終日、午前中データ整理。最終便で那覇へ向かうまでの時間、タクシーで宮古島を一周する事にした。今日のドライバーは喜久川さん、3人で車をローテーションしているのだそうだ、皆さんサトウキビ農家を営み、副業でタクシーを走らせているとの事、おとうりの本当の意味は助け合いと平等の精神にあるようだ。おのでらさんは東京のどこから来たさー、世田谷です。えー世田谷ね!宮古島の人が一番知っている場所さー!どうして?

とりあえず腹ごしらえしたいので、地元人が普段食べている食堂とか有りませんか?と案内していただいたのが福家さん。

私はゴーヤチャンプル定食、味付けはあっさりでとても食べやすかったのだが量が凄い、東京の沖縄料理屋さんの三倍はある。喜久川さんはトーフチャンプル定食、なるほどかための島豆腐は崩れず凄い存在感、ポークと煮込んだ豚肉のスープの旨味がからみ絶品。外の看板に元祖宮古そばと書いてあったので、汁代わりそば小を注文したのだがこのボリューム、胃袋限界まで食い続けたのだがギブアップ、女将さんすいません食いきれません!調子に乗り過ぎました、すいません!

あの〜なんで世田谷が有名なのですか?今から行くから解るさ。


ここは西平安名崎(にしへなんぎさき)の展望台、なるほどこの看板が有名なんですね、世田谷まで1900k、何で世田谷なのかは解りません。

ここは仕事をしにくる場所じゃないね、人も動物も植物もゆっくりとした時間の流れにいるようで忙しなく動いている私が、何やら哀れに思えて来た。

みなさん本当に良い時間過ごせました、

今度はゆっくりと遊びにきますね。

お世話になりました。

来年プライベートで訪れる事を約束し那覇へ。


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Exhibition Vol430 [南へ。]

風の島

10月14日日曜日


雲の動きが早い。

この島は平坦で障害物がなく、海風が速度を落とす事無く吹き抜ける。

よく見ると、ほとんどの木々の枝に葉が着いていない。

今年の台風は、半端じゃなく凄かったそうだ。内陸部のサトウキビ畑も潮風にさらされ、塩害の被害が大きいそうだ。私達は美しい海とゆるやかな時間を求め、この島へやって来るが、島の自然がとても過酷である事も、知っておかなければならない。

戦いすんで日が暮れて、日没撮影終了。

てな訳で、繁華街へ。タクシーの運転手さんの案内で到着したのが、ぽうちゃ「たつや」。
「ぽうちゃ」とは宮古(多良間島)の方言で、祭事、お祝い事の時、料理を担当する「料理番」を意味するそうだ。

まずは、オリオンの生ビールをクワ〜とのどに流し込む、プハ〜。一日の疲れが吹き飛ぶ。

鰹の酒盗。添えられているのが島特の産の薩摩芋、白く見えるのがカッテージ・チーズ、初めて見る組み合わせだ、新鮮な内蔵なのだろう、やな臭みがまったくない。酒盗を芋にのせチーズも少々、これを一緒に口に放り込む、最初に酒盗の旨味と塩分が口の中に広がり、芋の自然な甘さがそれを程よく受け止める、仄かなカッテージ・チーズのコクが最後に残る。うん〜、参った。右はカブの漬け物、最初、糠漬かと思ったのだが、酸味が少し強い。女将さんに聞くと、酢漬けとの事、考えれば米はとれない土地、伝統料理に糠料理は存在しないのだろう、しかし、その味は正に最上級の漬け物の味だった。

鰹の刺身と甲烏賊の素麺作り。魚は北と思っていたが、それは大きな間違えだった、むろん新鮮な事が一番だが、その旨味の濃さに驚いた。

島豆腐のがんも、島の海水をにがりの変わり使っている、目の前でつぶし揚げてくれた。外側はカリ!中はシットリ、だし汁も絶妙だ。あ〜、もっと食いたい!

撮影初日、泡盛は一合と決めていた、あ〜、もう少し飲みたい・・・グラスの底をじ〜っと見る。明日は日の出前に現場だ、後ろ髪をひかれ・・・坊主頭でした。明日も来るぞ!


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Exhibition Vol429 [南へ。]

10月12日金曜日

新宿コニカミノルタCギャラリーで開催中の写真家、齋藤亮一さんの写真展「INDIA下町劇場」を見に行く。今回、齋藤さんにとって初めてのフルデジタル作品。それまでの旅では、荷物の大半がフィルムで、何時もフィルム切れを気にしての撮影、今回の旅では、まったく気にならなかったそうだ。それはあたりまえのように聞こえるが、長年世界中を旅し撮影して来た齋藤さんにとっては、撮影旅行のスタイルがデジタルによって大きく変わった事を意味する。

今回はインド10都市を廻り、下町で生きる人々を撮影されている。その写真の明るさは、今までインドをテーマに撮られた他の写真家の作品とはまったく別の世界のように感じた。さまざまな社会的差別や格差、宗教に関係なく、あかるくたくましく生き抜こうとしている人々の姿がとても気持ちよく浮かび上がっている。現在の急激な経済成長を支えているのはこのあかるさなのかも知れない。

↓齋藤亮一写真展「INDIA下町劇場」
http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2007october/gallery_c_071012.html

10月13日土曜日

昼から撮影、先週から続くポートレートの仕事だが、デジタル処理に手間取り終了したのが午前1時。

10月14日日曜日


6時25分発の早朝便で宮古島へ。那覇まではばくすい、目が覚めると眼下は楽園に変わっていた。あ〜仕事じゃなければ最高なんだけど、ま、気分は爽快!


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