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Exhibition Vol430 [南へ。]

風の島

10月14日日曜日


雲の動きが早い。

この島は平坦で障害物がなく、海風が速度を落とす事無く吹き抜ける。

よく見ると、ほとんどの木々の枝に葉が着いていない。

今年の台風は、半端じゃなく凄かったそうだ。内陸部のサトウキビ畑も潮風にさらされ、塩害の被害が大きいそうだ。私達は美しい海とゆるやかな時間を求め、この島へやって来るが、島の自然がとても過酷である事も、知っておかなければならない。

戦いすんで日が暮れて、日没撮影終了。

てな訳で、繁華街へ。タクシーの運転手さんの案内で到着したのが、ぽうちゃ「たつや」。
「ぽうちゃ」とは宮古(多良間島)の方言で、祭事、お祝い事の時、料理を担当する「料理番」を意味するそうだ。

まずは、オリオンの生ビールをクワ〜とのどに流し込む、プハ〜。一日の疲れが吹き飛ぶ。

鰹の酒盗。添えられているのが島特の産の薩摩芋、白く見えるのがカッテージ・チーズ、初めて見る組み合わせだ、新鮮な内蔵なのだろう、やな臭みがまったくない。酒盗を芋にのせチーズも少々、これを一緒に口に放り込む、最初に酒盗の旨味と塩分が口の中に広がり、芋の自然な甘さがそれを程よく受け止める、仄かなカッテージ・チーズのコクが最後に残る。うん〜、参った。右はカブの漬け物、最初、糠漬かと思ったのだが、酸味が少し強い。女将さんに聞くと、酢漬けとの事、考えれば米はとれない土地、伝統料理に糠料理は存在しないのだろう、しかし、その味は正に最上級の漬け物の味だった。

鰹の刺身と甲烏賊の素麺作り。魚は北と思っていたが、それは大きな間違えだった、むろん新鮮な事が一番だが、その旨味の濃さに驚いた。

島豆腐のがんも、島の海水をにがりの変わり使っている、目の前でつぶし揚げてくれた。外側はカリ!中はシットリ、だし汁も絶妙だ。あ〜、もっと食いたい!

撮影初日、泡盛は一合と決めていた、あ〜、もう少し飲みたい・・・グラスの底をじ〜っと見る。明日は日の出前に現場だ、後ろ髪をひかれ・・・坊主頭でした。明日も来るぞ!


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コメント 5

うらなみっこ

オトーリには参加されなかったのですか?^^
eiichiさん強そうですw
by うらなみっこ (2007-10-16 13:23) 

mine

沖縄方面は魚料理がイマイチだと思っていただけに、意外です。
by mine (2007-10-16 17:23) 

きりきりととと

酒盗とカブ、ピンが来てないのでリテイクお願いします。
by きりきりととと (2007-10-16 21:50) 

何と素晴らしい看板でしょうか。
by (2007-10-16 23:56) 

gaucho

gonさんと同じく、看板にまず惹かれました。
by gaucho (2007-10-19 01:25) 

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