Exhibition Vol312：小野寺榮一山科生活：SSブログ

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Day by dayから。

「楽しい家族」

初めて、ここ「ふらっと」を訪れたのは１９９９年頃だと思う。以来、年に２、３回、必ず訪れている。家族ぐるみで、いつも変わらない笑顔で私達を迎えてくれる。

長男のトモ君。初めて会った時は、名前を聞くまで女の子かと思っていた。この写真は去年のクリスマス頃に撮影した写真だが、とても大人な顔になっているので、驚いた。

去年、１２月の私の個展「Day by day」のメインになった写真。長女のエミリちゃん。初めて、ここへ来た時は、まだ、お母さんのお腹の中だった。この写真は去年の春に撮影した作品だが、半年見ないうちに、とても女の子らしくなっていて驚いた。

Hasselblad 500CM 80mm 160NC
クリスマスには、必ずプレゼントを持って行くが、トモ君が、とても気に入ってくれたのが、ホルガ。子どもは思ってもいない所で、シャッターを切る事が解った、以来、食事が終わると、ダイニングで撮影会。フィルムを入れ、好きに撮影させる。家族で大騒ぎ！となる。みんな写真好だ。

トモ君がベンさんを撮影した作品。東京へ帰り現像してビックリ！めちゃくちゃにシャッターを切り、巻き上げも適当、なんだけど、絵になっている。正直、驚いた。私のホルガ作品は、まだ、トモ君を越える事が出来ない。現在この作品は「ふらっと」のダイニングに額入れて、飾ってある。

とにかく、二人のご機嫌をとりながらの撮影。あまり無理すると二度と笑顔を見せてくれないので、彼らのペースに合わせる。ハッセルのアクションが大好きなトモ君には、ポートレートを撮らせてもらう代わりに、ブローニーを２、３本自由に撮影してもらう。これが時々とんでもなく、良く写っている。実は個展のメインのエミリちゃんの写真はトモ君がシャッターを切ったものだ。もちろんファインダーを覗き、ピント合わせているのは、私なのだが。ベタ焼きを見て驚いた。トモ君と一緒に撮影したカットの方が、エミリちゃんの動きが面白い。参った！子どもには本当に勉強させられる。

そんな訳で、今回の少し早いクリスマスプレゼントは「チェキ」。めちゃくちゃ、喜んでくれた。

凄い！上手い！面白い！参った！　写真はキャリヤじゃないね。

二人がお返しに、習字の作品を、私にプレゼンとしてくれた。「和」、「ゆめ」涙が出て来た。子ども達に、この文字を見せられ、元気が出てきた。ありがとう。

翌朝、玄関で撮影会。実は、ベンさんが一番、面白がって撮影していた。奥様が、家には「３人子どもいる」と言った意味が解った。でも、この遊び心が、料理を面白く、素晴らしい物にしているだろう。少し強行軍のだったが、本当に楽しい旅だった。